Composer
Hikaru HAYASHI
1931-2012 1931年東京生まれ。東京藝術大学作曲科中退。1953年交響曲「ト調」により芸術祭賞受賞。以降第四回、第四十四回尾高賞(56年、96年)、第二回モスクワ映画祭作曲賞(61年『裸の島』新藤兼人監督)、第三十回サントリー音楽賞(98年オペラ「吾輩は猫である」)受賞。主な作品は、合唱曲「原爆小景」(1958/2000)、第三交響曲「八月の正午に太陽は・・・」(1990)、ヴィオラ協奏曲「悲歌」(1995年)、オペラ作品は「森は生きている」、「白墨の輪」、「変身」、「鹿踊りのはじまり」ほか多数。 「私の戦後音楽史」(平凡社ライブラリー)、「日本オペラの夢」(岩波新書)、「作曲家の道具箱」(一ツ橋書房)、自選集「林光の音楽」書籍1巻+CD20枚(小学館)ほか多数。
Pawel Lukaszewski
1968年ポーランド南部チェンストホヴァ出身。 ワルシャワのフレデリク・ショパン音楽アカデミーでチェロと作曲の学位取得、ポズナン大学アーツマネジメント学校卒業、ビィドゴシュチュ音楽大学で合唱指揮のポストグラデュエート・ディプロマを取得。 1994年のショパン音楽アカデミー・コンクール優勝を皮切りにポーランド内外で実績を重ねており、1996年からはワルシャワのショパン音楽アカデミーで作曲の指導を行うなど現代ポーランドを代表する作曲家の一人。 2000年代にはチリとアルゼンチンにて招聘教授を務めたほか、2016年からは母校フレデリク・ショパン音楽アカデミー副学長に就任。 その作品は、ポーランドを含むヨーロッパ各国、アメリカ、そして日本など世界各地で演奏されている。 近年ではとりわけイギリスで高い評価を得ており、ホルストシンガーズ、BBCシンガーズ、テネブレ等、名だたる合唱団にその作品が取り上げられ、CD録音も多数。 イギリスを代表する合唱指揮者スティーヴン・レイトンによって、その音楽は「崇高な精神性、神秘的な美しさ」と評される。