Composer
Sebastian Androne-Nakanishi
1989年ルーマニア出身。数々の賞を受賞した作曲家であり、彼の作品は演奏会用の現代音楽から演劇・映画音楽にまで多岐にわたる。 2014年にはオーケストラ作品で「ジョルジェ・エネスク賞」、2015年には声楽アンサンブル作品で「TENSO若手作曲賞」、2018年にはスティーブ・カッツが製作したアニメーション「Happiness」へのオーケストラによる劇伴音楽で、チューリッヒ映画祭にて最優秀賞「ゴールデン・アイ」など、さまざまな最優秀賞を受賞。 作曲をルーマニア、イギリス、フランスで学ぶ。ブカレスト国立音楽大学にてダン・デデュに作曲を長年師事し2018年博士号を取得。 エラスムス奨学金を2度取得し、修士課程をバーミンガム音楽院、博士課程をパリ国立高等音楽院において学ぶ。現在はスイス・チューリッヒ芸術大学にて商業音楽を学び、二つ目の修士号取得を目指す。 彼の作品は、ディオティマ弦楽四重奏団(フランス)、BBCシンガーズ(イギリス)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(スイス)、上海フィルハーモニー管弦楽団(中国)など世界中の楽団で演奏されている。
Akira MIYOSHI
1933年東京生まれ。 3歳の頃から自由学園の「子供ピアノ・グループ」でピアノ、ソルフェージュ、作曲を学び、小学校に入った頃から平井康三朗に作曲とヴァイオリンを師事した。 1951年東京大学文学部仏文科に入学。在学中の53年、「ソナタ」が第22回日本音楽コンクール作曲部門第1位、54年「ピアノと管弦楽のための協奏交響曲」が第3回尾高賞、文化庁芸術祭奨励賞を受賞し注目される。 55年給費留学生としてパリ音楽院に留学、アンリ・シャラン、レイモン・ガロワ・モンブランに師事。アンリ・デュティーユの影響も受ける。 57年帰国、東京大学に復学し60年に卒業。この頃から毎年のように大作を発表しており、管弦楽、室内楽、歌曲などのほか、多くの合唱曲がある。 95年から98年まで「夏の散乱」、「谺つり星」、「霧の果実」、「焉歌・波摘み」と毎年オーケストラ作品を発表、「焉歌・波摘み」では自身6回目の尾高賞を受賞した。 99年3月には初めてのオペラ<支倉常長「遠い帆」>を発表、その成果により第31回サントリー音楽賞を受賞。 1974年~95年まで桐朋学園大学学長を務める。 99年12月芸術院会員となり、2001年11月文化功労者に選ばれる。 2013年10月没。
Susumu HAMASAKI
国立音楽大学作曲学科卒業、同大学院作曲専攻作品創作コース修了。作曲を故・溝上日出夫、故・増田宏三、楽曲分析を福士則夫、和声・対位法を小河原美子の各氏に師事。現在福島県の高等学校音楽教員を務める。各種大会や演奏会にて吹奏楽、合唱作品を多数発表。県内の中学校、高校からの委嘱作品も多数作曲している。編曲作品も福島楽友協会合唱団委嘱による「あの頃のうた」シリーズ(Part1〜4)をはじめ多数発表している。 またジャズピアニストとしての活動も行なっている。 平成27年度合唱組曲公募・第26回朝日作曲賞佳作。出版楽譜「3つのマリア讃歌」(パナムジカ刊)
Gabriele Taschetti
1993年イタリア出身。若手作曲家、音楽学者として活躍中。 パドヴァ音楽院で作曲を学んだ後、パドヴァ大学で音楽学の博士号を取得。 合唱団員として長年の経験をもつ。普段は主に古代音楽と声楽曲に興味をもち、活動を行っている。